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Six Billion
凄いね~。
さすがアメリカスケールがでかいと言えば良いのか。

ぷにぷにボーヤがそれだけの価値があるってコトなんだろう。
私にはよく分からないけれど。
(さらに彼に支払う分は別だって言うからすごいじゃない?)

で、我がタイガースのゲームっ子いがーはどこが身請けしてくれるのかしら?



<松坂Rソックス決定>入札額60億円 日本球界草刈り場? [ 11月15日 23時56分 ]毎日新聞社
 ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を表明していたプロ野球西武の松坂大輔投手(26)が、5111万1111ドル11セント(約60億円)の最高入札額を投じたレッドソックスに入団することが15日、事実上決まった。その破格の金額とレッドソックスの狙いが話題を呼ぶ一方、入札額の高騰は制度の「ビジネス化」に拍車をかけ、日本球界が大リーグの草刈り場になるとの懸念も出始めている。【ニューヨーク高橋秀明、安藤由紀】

 ■相場高騰の理由 複合的な要因と言うけれど  

 大リーグ関係者の間で、イチローの落札額1312万ドル(当時のレートで約14億円)をベースに「1500万~2000万ドルが適正な額」とされていた松坂投手の入札額。それが5111万ドル(約60億円)まで高騰したことには、複合的な要因がある。

 松坂投手は大リーガーが参加した今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で最優秀選手に輝き、評価を高めた。さらに大リーグ最高年俸のアレックス・ロドリゲス内野手(ヤンキース)ら大物を顧客に抱えるらつ腕代理人のスコット・ボラス氏が、「彼の交渉権を獲得することは、石油を掘削できる土地を買うのと同じ」などと相場をあおった。

 その上レッドソックスは02年に巨人からフリーエージェント(FA)宣言した松井秀喜外野手を宿敵のヤンキースに奪われた経緯がある。松井外野手の獲得で、ヤンキースには日本企業が球場に掲げる看板収入や観客動員などの経済効果が生まれた。そのため「ヤンキースだけには松坂投手を渡したくない」との強い思いが働いたとされる。

 もっともレッドソックスの本拠地、フェンウェイパークは収容人員が約3万5000人と少なく、もともと連日満員になっている。まして先発投手は5試合に1度しか登板せず、日本人観光客をあてにした収入アップはさほど見込めないとの見方がある。

 30日間の独占交渉を経て契約がまとまった場合、複数年契約による年俸総額との合計で、1億ドル(約117億円)を超える可能性がある。その獲得資金を果たして回収できるのか、疑問視する声もある。

 松坂獲得に向けた他球団の事情はどうだったのか。日本人に人気のあるマリナーズは、07年オフに契約が切れるイチロー外野手との再契約資金が必要とされ、入札レースから早々と撤退。本命視されたヤンキース、メッツの両球団も、レッドソックスの強い思いには及ばなかった。

 ■大リーグは活況VS日本球団は経営難では

 膨大な獲得資金が必要にもかかわらず、松坂投手の入札に8球団程度が応札することができたのは、大リーグ全体の業績が好調なためだ。「大リーグは今、黄金時代を迎えている。今年の観客動員数は7600万人以上。3年連続で大リーグ記録を更新した。収益は52億ドル(約6084億円)に達し、マーケットが中小規模のチームで経営状況が改善された」と大リーグ機構のセリグ・コミッショナー。今後もどん欲に入札に参加する球団が現れそうだ。

 一方で米球界関係者の中には、経営が厳しくなった日本の球団側が、ビジネスとして選手を「売り」に出す動きを強めるのではとの読みもある。今後は最も高値で売れる時に選手を手放そうとして、入団から入札制度で移籍するまでの年数が早まるとの観測だ。大リーグ機構には、世界のアマチュア選手を対象にした「世界ドラフト構想」があるが、入札制度によって日本球界が草刈り場となる恐れがある。

 実際、西武の太田秀和球団社長も松坂投手の移籍を認めた理由の一つとして、「球団経営者の立場から考えた」と語った。松坂投手が08年にFA権を行使して海を渡った場合、球団には一銭も入らない。しかし、入札制度なら巨額な移籍金を手にできる。毎年20億円もの赤字を出している西武をはじめ、球団側が「売り」の姿勢に傾くことは避けられない。

 ただ、主力選手の相次ぐメジャー流出で懸念されるのは、日本プロ野球のレベル、人気低下への影響だ。今月行われた日米野球で全日本選抜を指揮した楽天の野村克也監督は、「損得が判断基準になったらまずいわな。複雑な心境だよ。一流がいなくなる。つまり、日本のプロ野球のレベルが落ちるわけだよ」と警鐘を鳴らす。

 ■60億円 西武3年分の赤字に相当

 松坂投手自身が「思いもよらない金額」と語ったように、5111万ドル(約60億円)の衝撃は大きかった。今季開幕時の大リーグ全30球団の年俸総額と比べても、ロイヤルズの4729万ドル、ロッキーズの4113万ドルなど5球団を上回る。日本球界に置き換えても、最高額を誇る巨人(約35億円)と、推定年俸3億3000万円の松坂投手を含む西武(約21億円)の今季年俸を全額支払ってもお釣りが来る「ビッグマネー」だ。

 野球と並ぶ米国の人気スポーツ、プロバスケットボール(NBA)の1チーム当たりの年俸総額上限額、5313万ドルにも匹敵する。高額な移籍金が伴うサッカー界では、引退した元フランス代表のジネディーヌ・ジダンが01年にユベントス(イタリア)からレアル・マドリード(スペイン)へ移籍した際の81億円が史上最高額。松坂投手はこれに及ばないが、元イングランド代表のデービッド・ベッカムが03年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリードに移籍した際の49億円をしのいだ。

 西武球団にとっては、3年分の球団赤字が埋められる計算。太田社長は移籍金の使途について「基本的には選手の補強やファンのため使う」と話しているが、「球界の宝」を手放す見返りは予想以上に大きなものになった。

 ■ボストン・レッドソックス

 1901年創設。本拠地のフェンウェイパークは現存する最古の大リーグ球場で、同じア・リーグ東地区のヤンキースと人気を二分する強豪。歴代最多の511勝をあげたサイ・ヤング、最後の4割打者テッド・ウィリアムズ、ベーブ・ルースら多くの名選手を輩出した。リーグ優勝11回。04年、86年ぶり6度目のワールドシリーズ優勝。日本人選手は野茂英雄、大家友和両投手が所属した。

by mamico_a | 2006-11-20 00:52 | スポーツ
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